火土水の畑プロジェクトとは何か?をお伝えしています。
火土水の畑プロジェクトとは?
火土水の畑プロジェクトは、「農家さんが自分たちでおいしく食べる野菜」を作りたい・広めていきたいと考え、2021年7月に火土水ネットワーク合同会社が神戸市北区道場町に畑を購入したところからスタートしました。同年9月15日に野菜作りをスタート、2022年には取扱品目を増やし、2023年には代表の内田が「新規就農者」として農への本格的な取り組みスタート、東灘区御影のコンビニさんで販売も開始。2024年には前年の新規就農者期間を経て代表の内田が「農家」となり、プロジェクト開始3年目で1ha(1ヘクタール、10,000㎡)を超える田畑を運営しています。
コンセプト
弊社では「農家さんが自分たちでおいしく食べる野菜」に着目
毎日食する野菜を安全・安心して食べて欲しい
そして、そんな野菜をきちんとお届けし続けたい
想像してください。
実家やふるさとから送られてくる野菜や果物ってうれしいし食べちゃいますよね!
虫がついていたり・・・葉っぱに穴が開いていたり・・・ちょっと傷んでいたりするけど・・・
作った人や送った人の思いを感じられる。
弊社では、
・ 見た目は多少難があっても、安全・安心して手に取って頂けること
・ 栽培期間中農薬不使用(場合により必要最低限・微量の農薬/かつ残留ゼロ)
・ 無除草剤にこだわること(草刈機・手で除草などを実施)
・ 畑・自然・人に優しい取組 (自然生育に効果がある肥料や土作り、自然まかせの野菜づくり)
を通じて、自然が真ん中にあることをご理解頂き、自然環境での野菜作り、農家と消費者が共生する社会を目指します。
具体的に目指す品質は『農家さんが自分たちでおいしく食べる野菜』です。
ラインナップ
・ 弊社の畑で育てたもの(火土水の畑プロジェクト作)
・ 近所の農家さんシリーズ(農家さんが本当に作って食べているものをお届け)
火土水の畑プロジェクトエピソード
1.畑を始めた理由
私内田が、農に携わるようになった理由についてお話しします。
まず、私の父の実家が農家であり、子供の頃から田んぼや畑、果樹園などの存在を聞かされていました。実際に農作業を手伝った記憶はありませんが、自分のルーツとして農家があったことが1つの理由です。父の世代がいなくなった後の農地を引き継ぐ問題もあり、遠隔地で農をどうするかも意義の1つになります。
次に、私は昔から食べることが好きで、体に入れるものには気を使っていました。新鮮で美味しいものを食べたい、できれば自然由来のものを自分で作りたいという思いがありました。
さらに、新型コロナウイルスの影響で仕事のスタイルが変わり、オンラインでの業務が増えたため、時間的な余裕ができました。この余裕を利用して、以前から考えていた農業への参画を早めにスタートさせることにしました。
これらの理由から、農業を始めることを決意し、現在に至ります。
2021年に農を始めた結果、楽しいと感じる一方で、継続の難しさも実感しています。現在、3年目に入り、スランプや立ち止まる時期を迎えていますが、どのようにして農を続けていこうかと再確認・再考をしているところです。
2.野菜作りのスタンス
火土水の畑プロジェクトでは、「自然と共生しながら」野菜やお米を生産しています。
野菜を選ぶ際、自分の目で確認し、好きなものを手に取って調理する、そういう楽しさを大切にしています。しかし、農は自然を相手にしており、すべてが計画通りに進むわけではありません。例えば、雑草が予想以上に増えることや、害虫や気候の影響で作物がうまく育たないことがあります。また、作物の大きさや形が規格に合わないこともありますが、それも自然の一部と考えています。
火土水の畑プロジェクトでは、農薬や除草剤を極力使わない方針を持っています。除草剤を使わずに手作業で雑草を管理し、防除も酢などの自然素材を利用しています。これは、残留農薬などの影響が最終的に人の口から入り影響が出ることを極力避けるためです。また、無農薬という言葉を軽々しく使わず、正直に取り組み内容を伝える姿勢を大切にしています。農薬を使わず、草刈りをがんばる、(本当は苦手ですが)虫を手で取り除く、水をかけて虫を払うなどの工夫をしています。
収穫した作物も、そのままの状態で提供します。見た目が悪くても、傷や虫食いがあればその旨を明記して出荷します。これは、農家が自分の家族や近所の人に分けるような安心感と美味しさを届けるためです。農薬や除草剤を使わない農家の努力を見て、お客様にも安心して食べられる作物を提供したいという思いがあります。 農業に携わる方々の知恵や技術を学びながら、革新的な技術も取り入れていますが、自然の中でできた作物をそのままお届けする方針を貫いています。
この取り組みは、倫理的な話になりますが、「嘘をつかずに正直に出荷すること」を大切にしています。また「自然を中心に置いたサイクル」を大切にし、安心で安全な野菜やお米を提供すること、この方針により、自然と人が調和する農を目指しています。